君に出逢えたことに対する
感謝と喜びの数には到底足りないけれど
赤い薔薇の花を、君に。








こんなにも大きな大きな薔薇の花束を抱えて
ここまで来るのは恥ずかしくて仕方なかっただろうに
遠く遠く幾つの海と陸を越えてきたあなたが
「別にお前のためじゃないんだからな」なんて
可笑しいことを言うものだから、

あなたが。



080211*檜扇